「最近、夕食を一緒に食べることがほとんどない」「同じ家で暮らしているのに、それぞれ好きな時間に食べている」など、食卓を囲む機会が減ったことが気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、一緒に食事を取る機会が減る主な理由や、別々にする場合の考え方、食事を作る側の負担について解説します。現在の状況に寂しさや違和感があるときに、振り返りたいポイントも紹介します。

夫婦で食事が別々でも大丈夫?

一緒に食事を取る頻度は、それぞれの家庭によって異なります。毎日夕食をともにする家庭もあれば、休日だけ一緒に食べる家庭もあります。仕事の時間が異なれば、平日に食卓を囲むことが難しいケースもあるでしょう。そのため、お互いが現在の生活スタイルに納得しているのであれば、それぞれの生活に合った形とも考えられます。

ただし、一方は現在の状態を気にしていなくても、もう一方は「できれば一緒に食べたい」「以前より距離ができたように感じる」と思っていることがあります。以前と比べて食事の取り方が変わっている場合は、現在の状態を二人がどのように感じているのか振り返ってみましょう。

一緒に食べる機会が減るのはなぜ?主な理由

食卓を囲む機会が減る背景には、仕事や子育てなど、さまざまな事情があります。必ずしも二人の関係だけが理由とは限りません。

主な理由として、次のようなものが考えられます。

  • 仕事の時間が合わない:残業やシフト勤務などによって帰宅時間が異なると、食事の時間もずれやすくなります。
  • 子どもの生活時間を優先している:子どもの就寝時間などに合わせ、一方が先に食事を済ませることがあります。
  • 食べたいものや食事量が違う:食べ物の好みや必要な量などの違いから、それぞれで用意するようになるケースもあります。
  • 好きな時間に食べる習慣になっている:長く別々に食べているうちに、それぞれが自分の生活時間に合わせる形が定着することもあります。
  • 一緒に食べる機会そのものが減っている:食事に限らず、二人で過ごす時間が以前より少なくなっている場合もあります。

最近になって食事の取り方が変わった場合は、その時期に仕事や子育てなどの生活環境に変化がなかったか振り返ってみましょう。

共働きでは食事の時間が合わないこともある

共働きの家庭では、勤務時間や通勤時間などの違いから、帰宅する時間が合わないことがあります。片方が定時に帰宅できても、もう片方は残業が多い場合や、シフト勤務によって夕食の時間が毎日変わる場合もあるでしょう。

帰宅を待つことで食事や就寝が遅くなるのであれば、先に帰った人が食べるという方法もあります。また、子どもがいる家庭では、大人の帰宅時間より子どもの生活リズムを優先して夕食を取ることも考えられます。

毎日同じ時間に食卓を囲むことが難しくても、休日や帰宅時間が合う日だけ一緒に食べるなど、それぞれの生活に合わせた形を選べます。無理に時間を合わせることで負担が増えていないかという点も確認してみましょう。

別々に食べることで得られるメリット

食事を別々に取ることには、それぞれの生活に合わせやすいという面もあります。帰宅時間や食べたいものなどが大きく異なる家庭では、別々にするほうが過ごしやすいケースもあるでしょう。

①    自分の生活時間に合わせやすい

相手の帰宅を待つ必要がなければ、自分の生活リズムに合わせて食事を取れます。翌朝が早い場合なども、夕食や就寝の時間を調整しやすくなります。また、仕事の時間が日によって変わる場合も、それぞれが食べられるタイミングを選ぶことで予定を組みやすくなるでしょう。

②    食べたいものを選びやすい

食べ物の好みや食事量は人によって異なります。一方はしっかり食べたい日でも、もう一方は軽めに済ませたいこともあります。それぞれで用意するスタイルであれば、その日の体調や予定に合わせて食べるものを選びやすくなります。

③    相手の帰宅時間を気にせずに済む

帰宅時間が一定でない場合、「何時に帰ってくるのだろう」と待ち続けることが負担になることもあります。事前に「遅くなる日は先に食べる」と決めておけば、相手の帰宅を待たずに自分の時間を使えます。帰宅が遅くなる側にとっても、相手を待たせていることが気がかりになりにくいでしょう。

まずは、食事を作る側に負担が偏っていないか確認を

食事を別々に取る場合は、準備や片付けの負担が一方に偏っていないか確認してみましょう。相手が何時に帰宅するのか分からないまま夕食を用意する、帰宅するたびに料理を温め直す、それぞれが食べ終わるたびに片付けるといった状況では、食事を作る人の負担が増えることがあります。

また、食べたいものが違うからといって、一人が二種類の料理を毎回用意している場合も同様です。食べる時間やメニューを自由にするのであれば、準備や片付けについても二人で考えておくと負担を調整しやすくなります。

帰宅が遅くなる日は自分で温める、それぞれで食べる日は各自で用意するなど、家庭の状況に合った方法を考えてみましょう。

一緒に食べる機会を作りたいときにできること

現在の生活を変えたいと感じていても、毎日の食事時間をすべて合わせることが難しい場合もあります。仕事や子育てなどの状況を考えながら、取り入れやすい方法を探してみましょう。

たとえば、次のような方法があります。

  • 一緒に食べやすい時間を探す:夕食が難しければ、朝食や休日の昼食を一緒に取る方法があります。
  • 帰宅予定を共有する:一緒に食べられそうな日が分かれば、その日だけ時間を合わせることもできます。
  • 休日にゆっくり食事をする:平日はそれぞれで済ませ、休みの日に外食や自宅での食事を楽しむ方法もあります。
  • テイクアウトなどを利用する:料理の準備が負担になっている場合は、外食やテイクアウトなどを取り入れる方法もあります。
  • 食事以外の時間も候補に入れる:生活リズムによって食事時間を合わせにくければ、休日や帰宅後など、別の時間に一緒に過ごす方法もあります。
食事が別々でも大丈夫?夫婦で一緒に食べない理由や考えたいこと

二人が負担なく続けられる形は、生活環境によって異なります。毎日同じ時間に食べることにこだわらず、取り入れやすい方法から考えてみましょう。

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別々に食べることに寂しさを感じているときは?

食事を別々にしていることが気になっている場合は、自分が何に寂しさや違和感を覚えているのか振り返ってみましょう。

「一緒に食事をしたい」という気持ちだけではなく、「最近ゆっくり話す時間がない」「同じ家にいてもそれぞれで過ごしている」「以前より相手との関わりが少なくなった」といった変化が気になっている場合もあります。

特に、生活環境に大きな変化がないにもかかわらず、食事以外でも二人で過ごす時間や言葉を交わす機会が減っている場合は、いつごろから関わり方が変わったのか振り返ることで、現在の状況を整理しやすくなります。

食事の時間だけに目を向けると、自分が本当に気になっていることが分かりにくい場合もあります。現在の過ごし方や二人の関わり方を含めて考えてみましょう。

まとめ

夫婦で食事を別々に取っていても、それだけで二人の関係に問題があるとは限りません。仕事や子育てなどによって生活時間が異なれば、それぞれで食べることも一つの選択肢です。

現在のスタイルに違和感がある場合は、食事を作る人に負担が偏っていないか、一方が寂しさを感じていないかを振り返ってみましょう。また、以前より二人で過ごす時間や話す機会も減っている場合は、食事以外の関わり方にも目を向けることで、現在の状況を整理しやすくなります。